母親に相続が発生し、実家が空き家になってしまった場合の解決事例
状況
① 相談者Aの母Cが亡くなった。
② 相続人はAとその弟B。Cの夫はすでに亡くなっており相続人はAとBの二人。
③ 被相続人C多額の財産を持っており、相続税申告が必要であった。
④ Aの相続開始により、実家が空き家になってしまった。
司法書士の提案&お手伝い
① 被相続人Cの出生~死亡までの戸籍収集・相続人調査・法定相続情報証明書の取得まで行い、相続関係を整理することができる旨ご説明した。
② 財産目録を作成し、相続人間で協議が円滑に進められるように、相続財産の総額をわかりやすく明示できる旨説明した。
③ 基礎控除額を超えているため、相続税申告が必要となる可能性があることをご説明した。当事務所での遺産承継業務手続きと並行して相続税申告まで行えるように、当事務所と付き合いのある税理士を紹介できる旨ご説明した。
④ 実家が空き家になってしまったので、不動産売却を検討しているとのことで、不動産会社への査定を手配を行い、不動産の仲介を斡旋した。
結果
① 相続関係を整理し、相続人を確定することができた。
② 遺産分割協議書を作成し、各相続人から署名・押印を得た。
③ 銀行の解約手続きを行い各相続人に分配した。
④ 紹介した税理士に相続税申告業務の依頼があり、当事務所で取得した戸籍や財産資料等の書類を共有した。遺産承継業務と並行して相続税申告の手続きを行ったため、早期に相続手続きを終えることができ、お客様の負担を軽減できた。
⑤ 紹介した不動産業者で引き続き、売買の手続きを依頼された。
司法書士のポイント
本案件は、相続財産が多額のため、相続税申告が必要なケースでした。相続税申告の期限は相続開始を知った日の翌日から10ヶ月以内であるため、相続人の確定・財産調査・遺産分割協議を素早く行い、各相続人が支払う相続税を確定する必要があります。今回は親の相続であったため、被相続人の出生~死亡までの戸籍が必要となり、かつ相続財産の総額も大きく、銀行などの手続きも並行して手続きを進めることで早期に解決することができました。
また、母親に相続が発生すると、実家が空き家になってしまっているケースが多いです。その場合、なるべく早めに不動産を売却したいという話も出てきます。そういったケースでは、提携している不動産業者に査定を依頼し、相続手続きと同時に行うことにより、スピード感をもって手続きを進めることが可能です。
私どもにご依頼いただければ、銀行の解約手続き、不動産の登記手続き、不動産売却そして相続税申告(税理士と連携)まで、一貫してお手伝いさせていただきますので、ぜひ一度ご相談にお越しくださいませ。
この記事を担当した司法書士
司法書士法人・行政書士法人 エムコミュー
代表
小野 圭太
- 保有資格
司法書士 行政書士 民事信託士
- 専門分野
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相続・遺言・民事信託・不動産売買
- 経歴
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司法書士法人・行政書士法人エムコミューの代表を勤める。 平成25年12月に「司法書士法人・行政書士法人エムコミュー」を開業。相談者の立場に立って考える姿勢で、「ご家族の絆を一番に!」を事務所の理念 にしており、お客様の家族まで幸せを考えた提案をモットーにしている。また、相続の相談件数1200件以上の経験から相談者からの信頼も厚い。