美容サロン経営者の相続手続きと相続税申告の解決事例
状況
①被相続人A(母)が亡くなり、A名義の不動産と預貯金5社・農協の出資金等合わせて総財産はおよそ1億3000万円。Aは生前美容サロンを経営しており、相談者もまた美容サロン経営者であった。相続手続きと相続税申告が必要である。
②相続人はAの子が3名。相談者B(次男)とBの兄C、妹Dである。Cのみ他県で暮らしている。
③相続人間で協議は行われており、不動産はBが相続し、預貯金に関してはCとDが2、Bが1の割合ということで合意されていた。
司法書士の提案&お手伝い
①資産が大変多く、種類も多岐にわたっており、不動産・預貯金全てを対象にした遺産承継手続きをご提案し、ご依頼頂いた。
②相続税申告が必要だった為、税理士の先生を早い時期にご紹介し、相続税申告に必要な預貯金や証券会社へ残高証明書発行依頼や取引履歴の開示請求を行った。
また、税理士の先生へ提出する書類が膨大な量であったが、お客様の負担が極力かからないよう、サポートを行い「相続手続き相談」と「相続税申告相談」が同時進行できるようにした。
③相続人の一人が他県在住であったが、相続人様に代わり必要書類をスピーディに収集した。
結果
①被相続人と相続人がともに美容サロン経営者という相続関係の手続きが多く、相談者が大変ご多忙というケースでしたが、税理士と司法書士との連携体制が盤石であることにより、少ない日数で綿密な打ち合わせを実現。途中コロナが流行したものの影響を受けることなく予定通り相続税申告、相続手続きを行うことができた。
②相続財産が大変多いケースでしたが争い事なく、相続人全員の希望通りA名義の不動産はBが相続し、預貯金においてもCとDが2、Bが1の割合でスムーズに相続することができた。
③経営者という多忙な方でも不動産から預貯金までの相続手続きを全てお任せ頂くことで依頼者に極めて負担がかからないよう相続手続きを終えることができた。
この記事を担当した司法書士
司法書士法人・行政書士法人 エムコミュー
代表
小野 圭太
- 保有資格
司法書士 行政書士 民事信託士
- 専門分野
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相続・遺言・民事信託・不動産売買
- 経歴
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司法書士法人・行政書士法人エムコミューの代表を勤める。 平成25年12月に「司法書士法人・行政書士法人エムコミュー」を開業。相談者の立場に立って考える姿勢で、「ご家族の絆を一番に!」を事務所の理念 にしており、お客様の家族まで幸せを考えた提案をモットーにしている。また、相続の相談件数1200件以上の経験から相談者からの信頼も厚い。