遠方に予期せぬ不動産が発見された相続登記の解決事例
状況
相談者Aの父が亡くなった。
父は遠方に土地を所有しており、権利証等は保管してあるが、たくさんあってどれが相続に該当する土地か分からなかった。
相続人はAと兄弟のBであり、すでにAが名義を取得することは話し合いで決まっていた。
戸籍などの必要書類はあらかた自分たちで取得していた。
司法書士の提案&お手伝い
まずは該当の不動産の調査を行い、相続登記に該当する土地を調べることができると提案した。
計算したところ相続税申告も必要だと判明したので、提携する税理士を紹介して税申告までサポートできることを提案した。
お客様が準備された戸籍などの書類を確認し、不足分があれば司法書士事務所にて手配することができることをお伝えした。
結果
不動産を調査したところ、相続人の知らない土地があることが判明した。
その不動産も遺産分割の対象とすることで、相続登記を漏れなく行うお手伝いをすることができた。
相続税申告までワンストップでサポートして、お客様の相続手続き全体をサポートすることができた。
また、書類を確認したところ、住所の変遷をたどるために必要な書類があることが判明し、お客様の了承を得たうえで手配を行った。
お客様の手間を省き、必要書類をそろえることができ、かつ司法書士が書類をチェックすることで登記に必要な書類を確認することができた。
ポイント
権利証や戸籍など、普段見慣れない書類を扱うのは大変なことではないでしょうか。
特に、昔の権利証や戸籍は文字が読みにくかったり古い地名で書いてあったりなど、読み解いて相続の対象となっている不動産を特定したり戸籍を集めたりするのは時間も手間もかかります。
また、不動産の固定資産税の課税明細書だけでは見逃してしまう不動産の存在も、名寄帳を取得することで発見することもできたりします。
無理に自分で相続登記を進めることはせず、ぜひ相続の専門家にご相談ください。
書類がそろっているか、そろっていない場合はどんな書類が必要なのかを判断してお客様に代わり手配することができます。
また、相続財産を行うことで、相続手続漏れが無いようお手伝いすることができます。
この記事を担当した司法書士
司法書士法人・行政書士法人 エムコミュー
代表
小野 圭太
- 保有資格
司法書士 行政書士 民事信託士
- 専門分野
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相続・遺言・民事信託・不動産売買
- 経歴
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司法書士法人・行政書士法人エムコミューの代表を勤める。 平成25年12月に「司法書士法人・行政書士法人エムコミュー」を開業。相談者の立場に立って考える姿勢で、「ご家族の絆を一番に!」を事務所の理念 にしており、お客様の家族まで幸せを考えた提案をモットーにしている。また、相続の相談件数1200件以上の経験から相談者からの信頼も厚い。