遠隔地に居住している方の遺言公正証書の作成をご依頼いただけた事例
今回のコラムでは遠方にお住いの方の遺言書の作成について解説しています。
遺言書には定められた要件があるため、まずは専門家に相談いただくことをお薦めしています。
生前対策を考えている方はお気軽にご相談下さい。
状況
①A男・B女ご夫妻が遺言公正証書を作成したいとご来所された。
②A及びBは、川崎市に住む方ではなく、かなり遠くの県にお住まいの方であった。
③公証役場での作成の際には川崎市の公証役場にて手続きを取る必要がある旨お話したが、お子様のいらっしゃるこちらで遺言書の作成をしたいとの事であった。
司法書士の提案&お手伝い
①今回、遠方にお住まいになられていることを考慮し、公式LINEやZOOM、そして電話を駆使して文案作成と案文の確認、ご説明をすることができる旨お話した。
②A及びBらは大手の銀行(メガバンク)で遺言公正証書の文案作成を行っており、あと少しで完成するところであったとの事であったが、その遺言書文案の中での穴を指摘し、不備なくご自身のご意思を文面化することができた。
結果
①相続人が多く地方にお住まいであっても専門的な書類(遺産分証明書)を作成して各相続人へ当社から発送する事で迅速な相続登記を実現できた。
②今回、所有権移転手続きの後、不動産の売買も依頼されたいとの事でしたので、お預かりした資料を基に不動産売買の手続きも続けて迅速に当社で行えた。
司法書士のポイント
「遺言書」というと、どこか後ろ向きなイメージ(自分の死を考える/家族で揉めることを考えるなど)を持たれる方が多い印象を受けます。
しかし、遺言書はご自身の「こうしたい」を実現するためのツールであると同時に、ご相続人様の手続き上のご負担を大きく軽減するためのツールとしての側面が非常に大きいものです。
最近では、遺言書のプラスの側面が広く知られるようになり、ご相談に来られる方が多くなっている印象を受けます。
また、遺言書があることで、ご自身に万が一があった際の相続手続きが格段に楽になります。
漠然と、将来どうなるのか・・・とご不安があるようでございましたら、ぜひ専門家からのアドバイスを聞きにご来所ください。
遺言書の作成・執行は当事務所にお任せください
この記事を担当した司法書士
司法書士法人・行政書士法人 エムコミュー
代表
小野 圭太
- 保有資格
司法書士 行政書士 民事信託士
- 専門分野
-
相続・遺言・民事信託・不動産売買
- 経歴
-
司法書士法人・行政書士法人エムコミューの代表を勤める。 平成25年12月に「司法書士法人・行政書士法人エムコミュー」を開業。相談者の立場に立って考える姿勢で、「ご家族の絆を一番に!」を事務所の理念 にしており、お客様の家族まで幸せを考えた提案をモットーにしている。また、相続の相談件数1200件以上の経験から相談者からの信頼も厚い。