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状況

依頼者であるご家族の具体的な状況は以下の通りです
• 被相続人：父親
• 相続人：母親（配偶者）、長男、二男、長女の計4名
• 相続財産：
　自宅不動産（土地と建物）
　預貯金：約300万円
　出資金
• 遺産分割協議の内容：すべての遺産を母親が取得することで相続人全員が合意
• 特記事項：自宅不動産に根抵当権が設定されたままだった

司法書士の提案＆お手伝い

司法書士として以下の業務をお手伝いいたしました：
1. 遺産分割証明書の作成
　相続人全員が署名・押印する形で遺産分割証明書を作成。
　母親がすべての遺産を取得する内容を明記。
2. 相続登記（所有権移転登記）
　自宅不動産（土地・建物）の名義を被相続人から母親名義に変更するための相続登記手続きを実施。
3. 根抵当権の抹消登記
　自宅不動産に残っていた根抵当権について、債権者と確認のうえ抹消登記を実施。
4. 預貯金の解約・名義変更手続きに関するサポート
　金融機関で必要な書類の整備や手続きの進行をサポート。
5. 出資金に関する手続き
　出資金の名義変更または解約手続きのサポートを実施。

結果

• 遺産分割証明書に基づき、母親がすべての財産を取得する形で相続手続きが完了しました。
• 自宅不動産の所有権移転登記が無事に完了し、母親名義となりました。
• 根抵当権も抹消され、財産の整理がスムーズに進みました。
• 預貯金や出資金も速やかに母親名義に変更されました。

司法書士のポイント

今回の事例では、以下の点が重要でした。
1. 遺産分割協議書の作成
相続人全員が納得のいく形で協議書を作成することが、円滑な手続きの第一歩となりました。このようなケースでは、遺産分割協議書をしっかりと整備することで、不動産や金融機関での手続きが円滑に進みます。
2. 根抵当権の抹消
不動産に根抵当権が設定されたままでは、名義変更後も利用や売却に支障が生じる可能性があります。相続手続きと同時に抹消することで、将来的なトラブルを回避できました。
3. 全体的な手続きの一括サポート
相続財産が複数（不動産、預貯金、出資金など）ある場合、専門家が一括して対応することで、依頼者の負担を軽減できます。

初めて相続手続きをされる方にとって、専門的な書類の作成や法務局・金融機関での手続きは複雑に感じられるかもしれません。当事務所では、お客様のご事情に応じた最適な解決策をご提案し、迅速かつ正確な手続きでお手伝いさせていただきます。
相続手続きや不動産に関するお悩みがございましたら、どうぞお気軽に無料相談をご利用ください。

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この記事を担当した司法書士

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