相続登記だけでなく、有価証券売却までも弊所がお手伝いした遺産承継業務の解決事例
状況
以下のような内容でご相談をいただきました:
被相続人:夫
相続人:妻、長男、長女
相続財産:自宅建物(被相続人の名義)※自宅の土地は妻が既に所有している
預貯金
証券(株式や投資信託)
相続の合意:遺産分割協議により、自宅建物は同居している長男が取得する。
預貯金と有価証券を現金化した金額は妻が取得することで相続人全員の合意が得られている。
この状況で、自宅建物の相続登記、遺産分割協議書の作成、および有価証券の売却と現金化をご依頼いただきました。
司法書士の提案&お手伝い
手続きは以下の順序で進めました:
1. 必要書類の収集と整理
被相続人の戸籍謄本を出生から死亡まで収集し、相続関係を明確化。
不動産登記に必要な固定資産評価証明書や登記簿謄本を取得しました。
2. 遺産分割協議書の作成
相続人全員の合意を明確にするため、遺産分割協議書を法的に有効な形式で作成しました。
長男への不動産取得、妻への預貯金・有価証券売却金の分配内容を記載。
相続人全員(妻、長男、長女)から実印での押印をいただき、印鑑証明書を添付しました。
3. 預貯金口座の解約、有価証券の売却
金融機関でのお手続を行い、口座解約をしました。
また、有価証券については売却手続きをし、売却金額を妻の口座に送金しました。
4. 相続登記の申請
長男が取得する自宅建物について、法務局での相続登記申請を行い、名義変更を完了しました。
結果
自宅建物は予定通り長男名義に変更されました。
預貯金、有価証券は現金化し、金融財産は妻に送金されました。
全ての手続きがスムーズに完了し、依頼者様の負担を軽減することができました。
司法書士のポイント
今回の事例では、相続財産の中に有価証券が含まれていたため、売却手続きが必要でした。有価証券は名義変更や分配が複雑になりやすいため、専門的なサポートを提供することが重要です。
また、遺産分割協議書を適切に作成することで、財産の分配を明確にし、各種手続きをスムーズに進めることができました。不動産や預貯金に加え、有価証券など多様な財産がある場合は、それぞれの特性に応じた対応が求められます。
相続財産の手続きに関してお困りの方は、ぜひ当事務所にご相談ください。初めての相続手続きでも、安心してお任せいただけるよう、丁寧にサポートいたします。
無料相談を実施しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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この記事を担当した司法書士
司法書士法人・行政書士法人 エムコミュー
代表
小野 圭太
- 保有資格
司法書士 行政書士 民事信託士
- 専門分野
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相続・遺言・民事信託・不動産売買
- 経歴
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司法書士法人・行政書士法人エムコミューの代表を勤める。 平成25年12月に「司法書士法人・行政書士法人エムコミュー」を開業。相談者の立場に立って考える姿勢で、「ご家族の絆を一番に!」を事務所の理念 にしており、お客様の家族まで幸せを考えた提案をモットーにしている。また、相続の相談件数1200件以上の経験から相談者からの信頼も厚い。