相続登記手続き中に相続人が急逝—複雑な手続きを乗り越えた解決事例
状況
長男からのご相談で、父の不動産の相続登記を進めることになりました。
• 被相続人:父
• 相続人:6人
o 長男(相談者)
o 長女の子3人
o 次男の妻
o 次男の子
• 相続財産:
o 土地(持分5分の2)
o 建物
(土地の残りの持分5分の3は長男が所有)
• 遺産分割の合意内容:不動産取得者は長男
• 特記事項:相続人の1人がインド在住で、サイン証明の取得が必要
相続人全員の合意のもと、長男が不動産を取得することで話がまとまり、相続登記を進めていました。しかし、手続き中に長男が急逝し、状況が大きく変わることになりました。
司法書士の提案&お手伝い
長男の急逝により、当初の手続きに加えて長男の相続手続きも必要になりました。新たに発生した相続手続きを整理し、以下の対応を進めました。
1. 長男の相続人の確定
o 長男の妻、長女、二女が法定相続人であることを確認。
o 長男が所有していた土地の持分5分の3も妻が相続する形になった。
2. 遺産分割協議の再調整
o すでに他の相続人は長男が取得することで合意していたため、その意向を踏まえた再調整を実施。
o 長男が取得するはずだった父の不動産(持分5分の2+建物)は、長男の妻が取得することで合意。
3. インド在住の相続人のサポート
o 日本国外に住む相続人には、サイン証明(署名証明書)が必要。
o 当事務所が証明取得の手続きについて案内し、スムーズに取得できるようサポート。
4. 相続登記の申請
o 父の相続登記(長男の妻へ)
o 長男の相続登記(長男の妻へ)
o すべての登記が完了し、長男の妻が土地と建物を単独で取得
結果
• 当初予定していた父の不動産の相続登記に加え、長男の持分についても相続登記を実施。
• 長男の妻が土地全体および建物を単独所有する形で相続登記が完了。
• インド在住の相続人からもサイン証明を無事取得し、スムーズに手続きを進めることができた。
司法書士のポイント
相続登記の手続き中に相続人が急逝すると、手続きが大きく変わる可能性があります。本件では、相続手続きの途中で相続人が亡くなる「数次相続」が発生し、長男の相続登記も必要になりました。
数次相続では、手続きが複雑化し、関係者が増えるため慎重な対応が求められます。また、海外在住の相続人がいる場合は、サイン証明の取得など通常より時間がかかる手続きも発生するため、早めの準備が重要です。
当事務所では、複雑な相続登記や数次相続、海外相続人が絡む手続きについても丁寧にサポートいたします。相続手続きでお困りの際は、ぜひご相談ください。
まずはお気軽にご相談ください
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この記事を担当した司法書士

司法書士法人・行政書士法人 エムコミュー
代表
小野 圭太
- 保有資格
司法書士 行政書士 民事信託士
- 専門分野
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相続・遺言・民事信託・不動産売買
- 経歴
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司法書士法人・行政書士法人エムコミューの代表を勤める。 平成25年12月に「司法書士法人・行政書士法人エムコミュー」を開業。相談者の立場に立って考える姿勢で、「ご家族の絆を一番に!」を事務所の理念 にしており、お客様の家族まで幸せを考えた提案をモットーにしている。また、相続の相談件数1200件以上の経験から相談者からの信頼も厚い。