子供のいない叔父が死亡し相続人は甥姪16名に…空き家を売却・現金分配して解決した事例

「身内が亡くなったが、相続人が何人いるのかさえ分からない」「誰も住む予定のない古い家、どうすればいい?」
お子様や配偶者のいない方が亡くなると、相続権は兄弟姉妹、さらにはその子供である「甥・姪」へと移っていきます(代襲相続)。今回当事務所にご相談いただいたのは、相続人がなんと合計16名という、非常に人数の多いケースでした。
このような「多人数での相続」において、トラブルを避け、迅速に不動産を現金化・分配した実例を詳しくご紹介します。
相続人が「16名」になることの恐ろしさ
相続人が16名にもなると、手続きの難易度は通常の相続の数十倍に跳ね上がります。主なリスクは以下の通りです。
1. 遺産分割協議書の作成と押印の困難さ
不動産を売るにも名義変更するにも、相続人全員の合意が必要です。
16名もの人間が日本全国(時には海外)に散らばっている場合、一人ひとりと連絡を取り、内容を説明し、実印を押してもらい、印鑑証明書を預かる……という作業だけで、個人で行えば数ヶ月、下手をすれば1年以上かかってしまいます。
2. 意見の対立と「共有」の罠
「家を残したい」という人が一人でもいると、売却はできません。
また、とりあえず「16人の共有名義」にしてしまうと、将来そのうちの一人が亡くなった際にさらに相続人が増え、不動産が永久に処分できなくなる「負の遺産」と化してしまいます。
3. 公平性の確保
「誰が手続きを仕切るのか」「お金の計算は合っているのか」という疑念が生じやすく、親族間で感情的なしこりが残りやすくなります。
今回の事例:叔父様の自宅不動産を「換価分割」で解決
ご依頼者様は、亡くなった叔父様の近隣に住む甥御様でした。
叔父様は子供もおらず、奥様にも先立たれており、相続人は兄弟姉妹の子供(甥・姪)を合わせて16名にのぼりました。
叔父様が残した土地建物は古く、誰も住む予定がないため、「売却して、その代金をみんなで分けたい」とのご希望でした。
司法書士の提案:「換価分割(かんかぶんかつ)」
当事務所では、16名という人数を鑑み、不動産をそのまま分けるのではなく、一度現金に換えてから分配する「換価分割」を提案いたしました。
代表者への名義変更: 手続きを簡略化するため、代表者1名(または司法書士が指定する形)に一時的に名義をまとめます。
不動産の売却: 専門家のアドバイスのもと適正価格で売却します。
諸経費の精算: 売却にかかった仲介手数料、登記費用、測量費などを差し引きます。
代金の分配: 残った現金を、16名の法定相続分に従って1円単位で正確に送金します。
解決までのプロセス
ステップ1:膨大な戸籍調査と相続人の特定
まずは16名全員を特定するため、叔父様の出生から遡る膨大な戸籍を収集しました。
面識のない甥・姪の方々も含まれていましたが、司法書士が職権で住所を確認し、全員に丁重なご案内のお手紙を送付しました。
ステップ2:遺産分割協議書のとりまとめ
当事務所が第三者の専門家として、「不動産を持ち続けても維持費や固定資産税がかかるだけであること」「売却して現金で分けるのが最も公平であること」を論理的に説明しました。
専門家が間に入ったことで、16名全員からスムーズに合意を得ることができ、書類の回収も当事務所が窓口となって一括で行いました。
ステップ3:売却と名義変更
遺産分割協議に基づき、売却のための相続登記(名義変更)を迅速に行いました。
これにより、不動産業者を通じた売却活動が可能になりました。
ステップ4:代金の清算・送金
不動産の買主が決まり、代金が支払われた後、当事務所で精算書を作成しました。
譲渡所得税の考慮や、立て替えた経費の計算を明確にし、16名の指定口座へそれぞれ送金を行いました。
解決の結果とメリット
ご依頼者様からは、「16人もいると聞いたときは絶望的な気持ちになりましたが、司法書士さんにお任せしたことで、一度も親族間のトラブルが起きずに済みました。遠方の親戚からも『プロがやってくれて安心した』と言ってもらえました」と、大変喜んでいただけました。
このケースにおける最大の成功要因は、「不透明さを排除したこと」です。お金の動きを司法書士が管理することで、全員が納得して手続きを終えることができました。
甥姪の相続で知っておくべきポイント
Q. 16人もいると、一人くらい反対する人がいそうで怖いです。
確かにリスクはあります。しかし、司法書士が「このまま放置すると固定資産税の負担が全員にかかる」「空き家が倒壊した際の責任(工作物責任)も全員で負うことになる」といったリスクを丁寧に説明することで、多くの方は「売却・分配」に納得されます。
Q. 遠方に住んでいる甥・姪にも会いにいかなければなりませんか?
いいえ、当事務所が郵送やお電話、必要に応じてリモートで基本的には対応いたします。依頼者様が全国を飛び回る必要はありません。
Q. 叔父に借金があるかもしれない場合はどうすればいいですか?
売却代金よりも借金の方が多い可能性がある場合は、「相続放棄」という選択肢もあります。ただし、相続放棄には期限(3ヶ月)があるため、早急な調査が必要です。
川崎・横浜で相続・遺言の相談なら「きずな相続」にお任せください!
子供のいない叔父様・叔母様の相続は、放っておくと次の世代(その子供たち)へとさらに相続人が増え続け、解決が不可能になってしまいます。
当事務所にご依頼いただければ、16名を超えるような多人数相続であっても、以下の全てをワンストップでサポートいたします。
家系図作成と相続人の徹底調査
全相続人への連絡と書類取りまとめの代行
売却を前提とした相続登記
公平・正確な遺産分配(清算事務)
「相続人が多すぎて何から始めればいいか分からない」「親族間で揉めたくない」とお悩みの方。 きずな相続は、その複雑な「絆」を解きほぐし、全員が納得できる解決への道を、知恵と知識と経験で切り拓きます。
まずは無料相談で、現在の状況をお聞かせください。あなたの重荷を私たちが代わりに背負い、スムーズな解決へと導きます。
相続手続きまるごとお任せプラン(遺産整理業務)の詳細は、下記よりお問い合わせください。
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当事務所のサポート内容
当事務所にご依頼いただければ、相続人の調査から遺産分割協議書の作成、およびその受け渡しを、全てサポートいたしますから、慣れない手続きや書類の準備・作成に振り回されることなく、故人を悼む日々を過ごすことができます。
ややもすれば感情的になりがちな遺産分割についても、冷静にかつ円満に解決できるよう、第三者である専門家が法的なアドバイスを行います。相続をきっかけにして、相続人どうしがいがみ合う、いわゆる「争族」にならないように、知恵と知識と経験でサポートさせていただきます。
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当事務所の司法書士が親切丁寧にご相談に対応させていただきますので、まずは無料相談をご利用ください。
予約受付専用ダイヤルは044-863-7487になります。お気軽にご相談ください。
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この記事を担当した司法書士

司法書士法人・行政書士法人 エムコミュー
代表
小野 圭太
- 保有資格
司法書士 行政書士 民事信託士
- 専門分野
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相続・遺言・民事信託・不動産売買
- 経歴
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司法書士法人・行政書士法人エムコミューの代表を勤める。 平成25年12月に「司法書士法人・行政書士法人エムコミュー」を開業。相談者の立場に立って考える姿勢で、「ご家族の絆を一番に!」を事務所の理念 にしており、お客様の家族まで幸せを考えた提案をモットーにしている。また、相続の相談件数1200件以上の経験から相談者からの信頼も厚い。



























































