離婚歴のある父が亡くなった後の相続手続き|初対面の兄弟姉妹との協力で円満に解決した事例
状況
・依頼者の父が亡くなり、相続手続きが必要となった
・父親は生前に複数回離婚しており、それぞれの配偶者との間に子供がいた
・相続人となる子供は合計で5人
・うち2人は相続放棄を選択
・残る3人は、相続手続きのために連絡を取り合う必要があったが、互いに初対面だった
・遺産には預貯金や保険金などが含まれていたが、財産の内容が不明瞭だったため、正確な調査が求められた
司法書士の提案&お手伝い
・相続財産の調査を行い、各金融機関や保険会社に対して照会を実施
・保険金の受取人が誰であるかを確認し、相続財産に含まれるか否かを明確に
・全相続人の戸籍を収集し、相続関係説明図を作成
・相続放棄を希望した2名については、家庭裁判所への申述手続きのサポート
・相続人間での協議内容をもとに遺産分割協議書を作成
・銀行口座の相続手続き(名義変更や解約、払戻し)を実施
結果
・相続財産が明確になり、相続人全員による遺産分割協議がスムーズに進んだ
・相続放棄をした2名については正式に裁判所の受理が下り、手続き完了
・初対面だった3人の相続人は、協力的に手続きを進めることができた
・「兄弟や妹ができて嬉しい」といった言葉も聞かれ、人間関係も良好に築かれた
・すべての銀行手続きも完了し、法的にも実務的にも円満な相続が実現した
司法書士のポイント
離婚や再婚によって家族構成が複雑化した相続では、相続人の特定や連絡調整に多くの労力が必要になります。
今回は相続人が5人おられましたが、そのうち2名が相続放棄を選択されたことにより、手続きの範囲が明確になり、全体の調整がしやすくなりました。
また、相続人間で面識がないケースでも、司法書士が中立的な立場で関与することで、冷静かつ公平な協議が可能となります。
相続財産に保険金や銀行預金などが含まれる場合、それぞれの扱いが異なるため、正確な調査と適切な手続きが必要です。
家族関係に複雑さがある相続では、早めのご相談が円滑な解決につながります。
相続に関するご相談は、初回無料で承っております。お気軽にご連絡ください。
まずはお気軽にご相談ください
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この記事を担当した司法書士

司法書士法人・行政書士法人 エムコミュー
代表
小野 圭太
- 保有資格
司法書士 行政書士 民事信託士
- 専門分野
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相続・遺言・民事信託・不動産売買
- 経歴
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司法書士法人・行政書士法人エムコミューの代表を勤める。 平成25年12月に「司法書士法人・行政書士法人エムコミュー」を開業。相談者の立場に立って考える姿勢で、「ご家族の絆を一番に!」を事務所の理念 にしており、お客様の家族まで幸せを考えた提案をモットーにしている。また、相続の相談件数1200件以上の経験から相談者からの信頼も厚い。