膨大な筆数の土地を相続登記で整理。税理士と連携し、負担を抑えた公平な分割を実現した事例

30筆に及ぶ膨大な土地の相続登記を、短期間で完了させた司法書士の解決事例です。
遠方に住む相続人間で困難だった遺産分割を、司法書士が財産目録の作成から主導。
税理士と密に連携することで、評価額に基づいた税務上の不公平がない分割案を実現しました。
複雑な不動産相続をスムーズに進め、期限内に名義変更を終えたい方はぜひご一読ください。
川崎・横浜で相続・遺言の相談ならきずな相続にお任せください!
状況
依頼者の父は地元で長年にわたり農地や宅地を所有していた地主であり、約30筆に及ぶ土地を保有していました。
父の死去後、相続人は妻と子どものみであったものの、それぞれが異なる地域に居住しており、土地の利用目的や希望が異なっていました。
不動産の筆数が非常に多く、どの土地を誰が相続するかを決めるだけでも膨大な手間がかかる状況でした。
また、税務上の課税評価額にも大きな差があったため、単純に均等に分けるだけでは公平な分割が難しいという問題もありました。
相続税の申告期限、納税期限も迫っていたため、できる限り早期に登記を完了させる必要がありました。
司法書士の提案&お手伝い
当事務所では、まず相続関係説明図と財産目録の作成から着手しました。戸籍の収集を通じて相続関係を明確化し、30筆におよぶ不動産を一つひとつ法務局の登記事項証明書で確認しました。
そのうえで、税理士と連携し、各土地の評価額を基準にした相続分割案を作成してもらいました。課税上の不公平が生じないよう、土地の立地や将来的な利用可能性も考慮し、相続人全員が納得できる分け方を検討しました。
分割協議がまとまった後は、相続登記申請書を土地ごとに整理し、まとめて法務局へ提出。筆数が多い場合、登記手続が煩雑になりがちですが、事前に必要書類を一元管理していたため、申請漏れや重複もなくスムーズに進行しました。
また、相続人が遠方に居住していたため、可能な限り郵送で書類のやり取りを行うなど、時間と費用の負担を軽減する工夫も行いました。
結果
・約30筆に及ぶ不動産の相続登記を一括で完了。
・税理士との協働により、税務上もっとも負担の少ない形で公平な分割を実現。
・複雑な筆数にもかかわらず、登記申請から完了まで予定より短期間での手続完了となりました。
・依頼者は、「自分たちだけでは到底整理できなかった土地が、きちんと名義変更され安心した」とほっとされていたようです。
司法書士のポイント
相続登記は、筆数が多いほど相続関係の整理・書類の管理・登記申請の正確性が求められます。特に複数の土地を複雑に分け合う場合、登記簿上の整合性を保ちつつ公平な分割を行うことが重要です。
また、税理士との連携は欠かせません。相続登記の段階で土地の評価額を考慮しないまま分割を進めると、後に税務上の不均衡が生じるおそれがあります。司法書士と税理士が連携することで、法律面・税務面の両方から最適な解決策を導くことが可能となります。
不動産が多く、どこから手をつけてよいか分からない場合でも、まずはご相談ください。
当事務所では、相続人の意向を丁寧に伺いながら、登記・税務・遺産分割の全体像を整理するサポートを行っております。
相続登記に関する無料相談を随時受け付けております。お気軽にお問い合わせください。
まずはお気軽にご相談ください
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この記事を担当した司法書士

司法書士法人・行政書士法人 エムコミュー
代表
小野 圭太
- 保有資格
司法書士 行政書士 民事信託士
- 専門分野
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相続・遺言・民事信託・不動産売買
- 経歴
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司法書士法人・行政書士法人エムコミューの代表を勤める。 平成25年12月に「司法書士法人・行政書士法人エムコミュー」を開業。相談者の立場に立って考える姿勢で、「ご家族の絆を一番に!」を事務所の理念 にしており、お客様の家族まで幸せを考えた提案をモットーにしている。また、相続の相談件数1200件以上の経験から相談者からの信頼も厚い。


























































