被相続人と相続人が疎遠であり、負債の有無が不明なため相続放棄した事例
状況
①相談者Aの親Cが亡くなった。
②相続人はCの子AとB。
③A、BとCは数十年連絡を取っておらず疎遠。
④Cの負債について不明であるため相続放棄をしたい。
司法書士の提案&お手伝い
①A、BとCが疎遠であったため、Cの住所及び近況が全く分からない状態であったため、住民票、戸籍の収集からお手伝い出来る旨をお伝えした。
②Bが多忙であったがA、Bが同居していたためAを窓口とし、Aと主に連絡を取ることで手続きを円滑に進められるよう努めた。
③相続放棄の手続きには画像のやり取りが何度かあるが、日頃からLINEをお使いとのことだったので、携帯電話で撮影した画像をそのまま携帯電話で送ることのできるよう公式LINEの登録をお勧めした。
結果
①被相続人の住民票、戸籍を収集し、相続人で不明であった被相続人の個人情報を取得し申述書の作成をした。
②連絡窓口をA1人に定めることでスムーズにやり取りが出来た。
③LINEでやり取りをすることでデータの変換をしたりFAXする必要なく、画像のやり取りを容易にしAの負担を極力減らせることが出来た。
④手続き完了のお知らせ時に、何も分からない中本当に助かった、と満足と感謝のお言葉をいただいた。
司法書士のポイント
突然疎遠であった被相続人の相続発生の知らせを受け、何をしたら良いか分からない中、三か月以内に手続きを済ませなければならない状況は、とてもお心を煩わせると思います。
当事務所では連絡方法を電話、メール、FAX、LINEと様々に設け、其々の相続人様の最もご都合の良い方法でご負担を減らし、お手続きを進めて参ります。お一人で悩まず、是非ご相談ください。
この記事を担当した司法書士
司法書士法人・行政書士法人 エムコミュー
代表
小野 圭太
- 保有資格
司法書士 行政書士 民事信託士
- 専門分野
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相続・遺言・民事信託・不動産売買
- 経歴
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司法書士法人・行政書士法人エムコミューの代表を勤める。 平成25年12月に「司法書士法人・行政書士法人エムコミュー」を開業。相談者の立場に立って考える姿勢で、「ご家族の絆を一番に!」を事務所の理念 にしており、お客様の家族まで幸せを考えた提案をモットーにしている。また、相続の相談件数1200件以上の経験から相談者からの信頼も厚い。