父の相続登記と不動産売却に向けた手続きを依頼頂いた解決事例
状況
• 被相続人:父
• 相続人:母・姉・妹の3人
• 遺産の内訳:
o 不動産:土地と建物(売却予定)
o 預貯金:姉・妹の2人で分割
o 相続税が発生
父親が亡くなられ、母と姉、妹の3人が相続人となりました。相続財産には、土地と建物が含まれており、今後売却を予定していました。また、預貯金については姉と妹が平等に分割する形での手続きを進めていましたが、相続税の申告が必要な状況でした。相続人の方々は、不動産の名義変更手続きや相続税の対応に加え、売却を円滑に進めるための準備を急いで進める必要がありました。
司法書士の提案&お手伝い
司法書士として、以下の手続きを提案し、サポートしました。
1.不動産相続登記
売却を円滑に進めるために、まずは被相続人名義となっている土地と建物の相続登記を行い、相続人である母、姉、妹への名義変更を行いました。
相続人間で合意の上、売却に向けて不動産を共有名義にするか、売却に際して直接買主に名義変更する形を選択できるため、母と姉、妹の意向に基づき、必要な準備を進めました。
2.預貯金の分割
預貯金に関しては、姉と妹が2人で均等に分けることを希望されていたため、金融機関での解約手続きや分割手続きをサポートしました。また、必要な書類(戸籍謄本や相続関係説明図など)を司法書士が準備し、スムーズに遺産分割が行えるように支援しました。
3.相続税の申告サポート
相続税が発生するケースだったため、税理士と連携し、相続税の申告に必要な資料の収集をサポートしました。相続登記や遺産分割が確定するまでの間、相続税の期限内申告が必要なため、早期に相続人全員と打ち合わせを行い、スムーズに対応しました。
結果
不動産の名義変更手続きが無事に完了し、売却の準備が整いました。これにより、相続人全員が納得の上で不動産売却を進めることができました。姉と妹が希望していた通り、預貯金が均等に分割され、金融機関での手続きも滞りなく終了しました。相続税の申告も期限内に無事完了し、相続手続き全体がスムーズに進行しました。
司法書士のポイント
今回の事例では、不動産の売却を見据えて迅速に相続登記を行うことが重要でした。不動産の相続登記は売却や将来的な資産管理において不可欠な手続きであり、遅れることで不動産取引に支障が出る可能性もあります。そのため、早期に名義変更を行い、スムーズに売却手続きが進められるよう対応しました。
また、預貯金の分割や相続税申告についても、司法書士が必要な書類を迅速に整えることで、全体の手続きを円滑に進めることができました。特に相続税が発生する場合、申告期限を守るための早急な対応が求められるため、税理士との連携を強化し、相続人の負担を最小限に抑えるサポートを行いました。
相続登記や相続税申告に関するお悩みをお持ちの方は、ぜひ無料相談をご利用ください。専門の司法書士が親身になってサポートいたします。
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この記事を担当した司法書士
司法書士法人・行政書士法人 エムコミュー
代表
小野 圭太
- 保有資格
司法書士 行政書士 民事信託士
- 専門分野
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相続・遺言・民事信託・不動産売買
- 経歴
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司法書士法人・行政書士法人エムコミューの代表を勤める。 平成25年12月に「司法書士法人・行政書士法人エムコミュー」を開業。相談者の立場に立って考える姿勢で、「ご家族の絆を一番に!」を事務所の理念 にしており、お客様の家族まで幸せを考えた提案をモットーにしている。また、相続の相談件数1200件以上の経験から相談者からの信頼も厚い。