父の相続登記と母の住所変更登記を同時申請!の解決事例:自宅不動産と田舎の土地相続の解決事例
状況
• 被相続人:3年前に亡くなった父
• 相続人:母、兄、弟
• 相続財産
自宅の不動産:兄が取得
田舎の土地:弟が取得
• 問題点:相続手続きの過程で、以下の点が明らかになった
自宅の不動産について、母が持分を有していたものの、登記簿上の住所が現住所と異なっていた
母の住所変更登記が長期間行われていなかったため、住所変更手続きに必要な書類が多く、手続きが複雑化していた
司法書士の提案&お手伝い
本件では、相続登記と母の住所変更登記が必要となりました。そこで、以下の手順で進めました。
1. 相続関係の整理と遺産分割協議書の作成:
o 相続人である母、兄、弟にて話し合いを行い、以下のように財産の分割を決定しました。
自宅の不動産:兄が取得
田舎の土地:弟が取得
o この取り決めに基づき、相続関係を明確にするための「遺産分割協議書」を作成し、相続人全員の同意を得ました。
2. 母の住所変更登記の準備:
o 母の登記簿上の住所が長年変更されていなかったため、住民票や戸籍の附票などを収集し、過去から現在に至るまでの住所の経緯を証明しました。
o 必要書類の収集には時間と労力がかかりましたが、各書類の不備や不明点を丁寧に確認しながら準備を進め、問題なく手続きを進められるよう対応しました。
3. 相続登記と住所変更登記の申請:
o 遺産分割協議書を基に、兄が自宅不動産、弟が田舎の土地を取得する内容で相続登記を申請しました。
o 併せて、母の住所変更登記を行い、登記簿上の住所も最新の情報に変更しました。
結果
• 相続登記および母の住所変更登記が無事完了しました。
• 兄は自宅不動産を、弟は田舎の土地を取得し、相続手続きを無事に完了することができました。
• 母の登記簿上の住所も最新のものに変更され、今後の手続きがスムーズに進められる体制が整いました。
司法書士のポイント
今回の事例では、長期間住所変更が行われていなかったため、住所変更に伴う書類の準備に手間がかかることが課題となりました。相続登記の際に登記簿上の住所が現住所と異なっていると、相続手続きが遅延するだけでなく、追加の書類収集や手続きが必要となり、余計な負担が生じることがあります。住所変更はこまめに行っておくことが望ましいです。
また、遺産分割協議書を作成し、相続人間で財産分割の合意を得ることで、手続きを円滑に進めることができました。相続登記や住所変更登記でお困りの方は、当事務所にご相談ください。専門の司法書士が、迅速かつ確実に手続きをサポートいたします。無料相談も随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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この記事を担当した司法書士
司法書士法人・行政書士法人 エムコミュー
代表
小野 圭太
- 保有資格
司法書士 行政書士 民事信託士
- 専門分野
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相続・遺言・民事信託・不動産売買
- 経歴
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司法書士法人・行政書士法人エムコミューの代表を勤める。 平成25年12月に「司法書士法人・行政書士法人エムコミュー」を開業。相談者の立場に立って考える姿勢で、「ご家族の絆を一番に!」を事務所の理念 にしており、お客様の家族まで幸せを考えた提案をモットーにしている。また、相続の相談件数1200件以上の経験から相談者からの信頼も厚い。