遺言執行に基づく不動産と金融資産の円滑な相続手続き事例
状況
以下のようなケースでの相続手続きが依頼されました
• 被相続人:お父様
• 相続人:お母様、長男様、二男様の3名
• 遺産内容:
父名義の土地・建物
預貯金および株式を含めた金融資産:約数千万円
• 遺言公正証書:作成済みで、内容は弊所の司法書士が遺言執行者として指定されているもの
• 相続税申告:必要性あり
司法書士の提案&お手伝い
1. 遺言公正証書に基づく遺言執行
遺言執行者である司法書士法人エムコミューが中心となり、遺産分割手続きの全体を進行。就任通知・終了通知も送付。
公正証書の内容に基づき、相続人間での不動産や金融資産の分配を実行。
2. 不動産の名義変更
土地・建物の相続登記をお手伝い。
被相続人名義から、遺言内容通りに相続人の名義に変更。
3. 金融機関手続き
預貯金や株式の解約・名義変更手続きの支援。
必要書類の収集や金融機関との交渉を代行。
4. 相続税申告のサポート
税理士と連携し、相続税申告に必要な財産評価書類を準備。
正確な申告を実現するための支援を提供。
結果
• 土地と建物は相続人間でスムーズに名義変更が完了。
• 金融資産は遺言通りに分配され、全ての解約・移管手続きが終了。
• 相続税申告も期日内に適切に完了し、税務上のトラブルを防ぐことができました。
• 遺言執行者としての役割を果たし、全ての手続きが迅速かつ効率的に進行。
司法書士のポイント
遺言公正証書を作成しておくことで、相続手続きが非常にスムーズになります。本事例では司法書士法人が遺言執行者として指定されていたため、遺産分割における相続人間の調整も円滑に進められました。特に次のポイントが重要です
1. 遺言公正証書の効力
公証役場で作成される遺言公正証書は法的効力が高く、遺産分割時のトラブルを防止します。
2. 遺言執行者の役割
専門家を遺言執行者に指定することで、相続手続きの負担が軽減され、相続人間の無用な対立を回避できます。
3. 相続税申告の重要性
遺産総額が基礎控除額を超える場合、相続税申告が必要です。本事例のように専門家と連携することで正確な申告が可能になります。
相続手続きや遺言執行についてご不明点がある場合、ぜひお気軽にご相談ください。当事務所では、相続登記や金融資産の名義変更手続きから相続税申告のサポートまで、一貫して対応いたします。無料相談を実施中ですので、どうぞご利用ください。
まずはお気軽にご相談ください
この記事を担当した司法書士
司法書士法人・行政書士法人 エムコミュー
代表
小野 圭太
- 保有資格
司法書士 行政書士 民事信託士
- 専門分野
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相続・遺言・民事信託・不動産売買
- 経歴
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司法書士法人・行政書士法人エムコミューの代表を勤める。 平成25年12月に「司法書士法人・行政書士法人エムコミュー」を開業。相談者の立場に立って考える姿勢で、「ご家族の絆を一番に!」を事務所の理念 にしており、お客様の家族まで幸せを考えた提案をモットーにしている。また、相続の相談件数1200件以上の経験から相談者からの信頼も厚い。