共有名義の不動産の持分を生前対策として贈与税がかからないよう複数回に分けて贈与した案件
状況
相談者は妹の夫。相談内容は、母・姉・妹の3人で共有している不動産(土地・建物)の名義を、母と妹の2人の共有名義に変更したいというもの。相続税対策を考慮し、姉の持分を一括ではなく、複数回に分けて贈与するというアドバイスを行った。
• 依頼者:妹の夫(相談者)
• 不動産の共有者:母・姉・妹の3名
• 目的:姉の持分を母と妹に移転し、将来の相続対策を行う
• 方法:姉の持分を6年かけて分割贈与することで、贈与税の負担を軽減
司法書士の提案&お手伝い
司法書士として、以下の点についてサポートを行った。
1. 贈与登記の手続き
o 毎年の贈与契約書の作成
o 贈与契約に基づく不動産登記の変更申請
o 毎年の登記手続きに必要な書類の案内
2. 贈与税対策
o 110万円の基礎控除を活用するため、6回に分けた贈与計画
o 贈与契約の実態を明確にするため、金銭の授受を記録するアドバイス
o 毎年の贈与が一括贈与と見なされないよう、適切な手続きを案内
3. 生前対策としてのアドバイス
o 今後の相続発生時に備え、相続税のシミュレーションを実施
o 将来的な名義変更の流れを事前に整理
結果
• 姉の持分を6年かけて計画的に贈与し、贈与税の負担を抑えながら母と妹の共有名義へ移行することをご提案。
• 毎年の贈与契約と登記を適切に行うことで、税務上のリスクを回避できた。
• 母と妹の共有状態になったことで、将来の相続手続きがよりシンプルになった。
司法書士のポイント
今回のケースでは、贈与税の基礎控除を活用しながら不動産の名義を変更することで、税負担を軽減することができました。
一括贈与では高額な贈与税が発生する可能性があるため、複数年に分けて贈与を行うことで負担を減らす方法は、相続税対策としても有効です。ただし、税務署から「実質的に一括贈与とみなされる」リスクを回避するため、毎年の贈与契約書の作成や登記手続きを適切に行うことが重要です。
生前対策をしっかり行うことで、将来の相続手続きをスムーズに進めることができます。不動産の贈与や相続に関するご相談は、お気軽に司法書士へご相談ください。無料相談も承っております。
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この記事を担当した司法書士

司法書士法人・行政書士法人 エムコミュー
代表
小野 圭太
- 保有資格
司法書士 行政書士 民事信託士
- 専門分野
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相続・遺言・民事信託・不動産売買
- 経歴
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司法書士法人・行政書士法人エムコミューの代表を勤める。 平成25年12月に「司法書士法人・行政書士法人エムコミュー」を開業。相談者の立場に立って考える姿勢で、「ご家族の絆を一番に!」を事務所の理念 にしており、お客様の家族まで幸せを考えた提案をモットーにしている。また、相続の相談件数1200件以上の経験から相談者からの信頼も厚い。