成年後見人が選任されていた場合の本人死亡による相続手続きの解決事例
状況
・被相続人(妹)が亡くなり、相続手続きが必要となった。
・被相続人は独身で、相続人は兄(B)一人のみ。
・遺言はなく、遺産分割協議の必要はない。
・相続財産には、不動産(自宅および共有のアパート)、預貯金(数千万円)、証券などが含まれる。
・被相続人の財産は成年後見人である弁護士が管理していた。
・相続税の申告が必要となる見込み。
・準確定申告の期限が1か月後に迫っており、至急税理士の手配が必要。
・相続手続きに必要な本人資料は、成年後見人であった弁護士から預かった財産目録を参考にする。
・不動産は売却せず、後日賃貸に回す予定。
司法書士の提案&お手伝い
・相続登記(不動産の名義変更)の手続きを進める。
・成年後見人から預貯金の管理状況を確認し、金融機関での相続手続きに必要な書類を整備。
・証券会社にも連絡を取り、相続手続きの進め方を確認。
・税理士を手配し、準確定申告の手続きを依頼。
・過去の申告資料を整理し、担当税理士へ引き継ぎ。
・相続に必要な戸籍謄本・住民票などの書類収集をサポート。
・相続財産の詳細を整理し、相続税の申告に向けた準備を進める。
結果
・不動産の名義変更が完了し、相続人Bの名義となった。
・成年後見人の管理していた預貯金も金融機関の相続手続きを経て、Bの口座へ移された。
・証券会社での相続手続きも完了。
・準確定申告の期限内に税理士が申告を行い、適切な税務処理が完了した。
・相続税の申告準備も順調に進み、適正な税額を把握。
・不動産は引き続き賃貸に回す方針で、管理会社との契約を検討中。
司法書士のポイント
相続人が一人の場合でも、相続手続きには多くの手続きが必要です。特に、以下の点に注意が必要でした。
1.準確定申告の期限内対応。
・亡くなった方の確定申告(準確定申告)は、相続発生後4か月以内に行わなければなりません。今回のケースでは期限が1か月後に迫っており、迅速な税理士手配が重要でした。
2.成年後見人との連携
・被相続人の預貯金が成年後見人に管理されていたため、スムーズな引き継ぎが必要でした。成年後見制度を利用しているケースでは、財産管理の履歴を確認しながら手続きを進めることが重要です。
3.不動産の相続登記
・不動産の名義変更は法的義務となり、放置すると権利関係が複雑化する可能性があります。今回は賃貸活用を予定していたため、早めの登記手続きが求められました。
4.相続税の申告準備
・預貯金、証券、不動産などの財産が一定額を超える場合、相続税の申告が必要になります。相続税対策を考慮しながら、早めの対応が重要です。
・相続手続きは期限が決められているものも多いため、早めの準備が必要です。当事務所では、相続登記や税務対応のサポートを行っております。相続でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
まずはお気軽にご相談ください
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この記事を担当した司法書士

司法書士法人・行政書士法人 エムコミュー
代表
小野 圭太
- 保有資格
司法書士 行政書士 民事信託士
- 専門分野
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相続・遺言・民事信託・不動産売買
- 経歴
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司法書士法人・行政書士法人エムコミューの代表を勤める。 平成25年12月に「司法書士法人・行政書士法人エムコミュー」を開業。相談者の立場に立って考える姿勢で、「ご家族の絆を一番に!」を事務所の理念 にしており、お客様の家族まで幸せを考えた提案をモットーにしている。また、相続の相談件数1200件以上の経験から相談者からの信頼も厚い。