孫への遺贈も含めた公正証書遺言に基づく遺言執行手続きを行った解決事例
状況
・依頼者は被相続人A(父)のご家族
・依頼者(長男C)は、父Aの遺言についてご相談
・被相続人Aは生前に公正証書遺言を作成済み(当事務所が作成)
・遺言執行者には当事務所の司法書士が指定されていた
・遺言の内容に基づき、不動産、借地、預貯金の財産が相続・遺贈対象となっていた
・相続人は配偶者B、長男C
・遺言により、財産の一部は孫Dに遺贈されていた
・遺産総額が一定額を超えていたため、相続税の申告が必要なケース
・家族間の関係は良好で、トラブルはなかった
司法書士の提案&お手伝い
・遺言執行者として、当事務所の司法書士が正式に遺言執行業務を開始
・財産の調査(不動産・預貯金等)を実施し、遺言の内容に基づいて分配準備
・不動産・借地権の名義は既にC・D名義となっていたため、登記の有無を確認
・預貯金の解約手続きと、葬儀費用の支出手続きを代行
・相続税が発生することが見込まれたため、相続税専門の税理士をご紹介
・各相続人・受遺者に対し、手続きの進捗報告と説明を丁寧に実施
・金銭の分配についても、遺言内容に沿って適切に執行
・相続登記や相続関係説明図等の書類も一式作成・提出
・不動産の相続登記を行い、亡くなったA名義の自宅持分を、C名義へ変更
結果
・公正証書遺言の内容に基づき、財産は問題なく分配完了
・預貯金の払戻し・分配まで遺言執行者として対応し、各相続人・受遺者に円満に引渡し
・相続税の申告も、紹介した税理士によって適切に完了
・不動産の売却は予定されていなかったため、名義確認と維持管理に関するアドバイスのみを実施
・相続人・受遺者ともに納得し、トラブルなく手続きを遂行し、紛争も発生せず、相続手続きを円満に完了
司法書士のポイント
・遺言執行者が司法書士であったことにより、法的手続きが円滑に進められました
・公正証書遺言の存在と内容の明確さが、相続人間の合意形成を助けました
・遺言の内容に基づき、相続登記や預貯金の払戻しも一貫して対応できた点が安心感につながりました
・相続税が発生する場合、税理士との連携が非常に重要となるため、専門家をご紹介できる体制も好評でした
・家族関係が良好であっても、遺言執行者の客観的立場が、財産分配の信頼性を高める大きな要因となります
・ご自身で遺言書を作成された方や、ご家族が亡くなり遺言書の内容に従って手続きを進める必要がある方は、ぜひ当事務所の無料相談をご利用ください。専門家が丁寧にご案内いたします。
まずはお気軽にご相談ください
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この記事を担当した司法書士

司法書士法人・行政書士法人 エムコミュー
代表
小野 圭太
- 保有資格
司法書士 行政書士 民事信託士
- 専門分野
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相続・遺言・民事信託・不動産売買
- 経歴
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司法書士法人・行政書士法人エムコミューの代表を勤める。 平成25年12月に「司法書士法人・行政書士法人エムコミュー」を開業。相談者の立場に立って考える姿勢で、「ご家族の絆を一番に!」を事務所の理念 にしており、お客様の家族まで幸せを考えた提案をモットーにしている。また、相続の相談件数1200件以上の経験から相談者からの信頼も厚い。