障害を持つ長女が相続人となるケースでの預貯金相続手続をサポートした解決事例
状況
以下のようなご相談をいただきました。
• 被相続人:母
• 相続人:長女(障害があり施設で生活)、長男の2名
• 相続財産:銀行口座にある預貯金(不動産はなし)
• 相続方法:法定相続分(長女・長男それぞれ2分の1)での相続を希望
• 長女は施設に入所中であり、身体に障害はあるが判断能力は問題なし
• 相続手続を一括して専門家に任せたいとのご希望
司法書士の提案&お手伝い
本件では、不動産が含まれないものの、金融機関に対する預貯金の相続手続が必要でした。長女が施設で生活しているという事情もあり、相続人が対面で集まることが難しい状況でしたが、以下のように対応いたしました。
• 必要書類(戸籍、住民票等)の収集代行
• 相続関係説明図の作成
• 金融機関(複数行)の相続届出書類の準備および提出
• 遺産分割協議書の作成(内容は法定相続分通り)
結果
• すべての金融機関に対する相続手続が完了し、法定相続分に従い預貯金をそれぞれの口座に分配
司法書士のポイント
相続手続には不動産の名義変更だけでなく、預貯金や株式などの金融資産に関する手続も含まれます。特に本件のように、障害をお持ちの相続人が含まれるケースでは、細やかな配慮が必要です。今回は、長女の判断能力に問題がなかったため、成年後見制度の利用は不要でしたが、判断能力に問題がある場合は成年後見人の選任を検討する必要があり、より手続が煩雑化します。
また、相続人が複数いてそれぞれの生活環境が異なる場合、一括で手続きを任せられる専門家の存在は大きな安心につながります。
弊所では、不動産のない相続でも、戸籍の収集から遺産分割協議書の作成、金融機関の手続まで丸ごとサポートしております。障害のある相続人がいる場合でも、状況に応じた柔軟な対応が可能です。
相続についてお悩みの方は、ぜひ一度無料相談をご利用ください。皆さまの状況に合わせた最適な方法をご提案いたします。
ご希望があれば、文章のトーンやキーワードを調整いたします。さらに写真素材やイラストの提案も可能です。ご相談があればお気軽にどうぞ。
まずはお気軽にご相談ください
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この記事を担当した司法書士

司法書士法人・行政書士法人 エムコミュー
代表
小野 圭太
- 保有資格
司法書士 行政書士 民事信託士
- 専門分野
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相続・遺言・民事信託・不動産売買
- 経歴
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司法書士法人・行政書士法人エムコミューの代表を勤める。 平成25年12月に「司法書士法人・行政書士法人エムコミュー」を開業。相談者の立場に立って考える姿勢で、「ご家族の絆を一番に!」を事務所の理念 にしており、お客様の家族まで幸せを考えた提案をモットーにしている。また、相続の相談件数1200件以上の経験から相談者からの信頼も厚い。