【解決事例】遺言による相続登記と、遠方(千葉県)の不要な土地・田畑を隣人へ円満処分

はじめに:遠方の不要な土地(田畑・山林)の相続登記と処分でお悩みですか?
「親が遺言を残してくれたので相続手続き自体はスムーズに進みそう。でも、最初から使う予定のない遠方の土地は、どうにかして手放せないだろうか……?」
このようなお悩みを抱えている方は少なくありません。特に、ご自身が管理しきれない地方の土地(田畑や山林)の場合、相続をきっかけに綺麗に処分(手放すこと)したいと考えるのは自然なことです。
当事務所は、単なる相続登記(不動産の名義変更)の書類作成にとどまりません。不動産そのものや、土地にまつわる複雑なトラブル対応、手放し方のご相談についても、これまで蓄積してきた豊富な知識と経験から的確なアドバイスを提供しております。
今回は、遺言によって相続登記の手続き自体はスムーズだったものの、遠方(千葉県)にあるため当初から「手放したい」と希望されていた土地について、司法書士の専門的なアドバイスを受け、お客様ご自身で弁護士に依頼されることで、隣人の方へ穏便かつ円満に譲渡(処分)することができた解決事例をご紹介します。
川崎市周辺にお住まいで、地方にある不要な不動産の相続や処分にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
1. 相談事例:遺言による相続登記と、遠方のいらない土地を手放したい
ご相談者様のご状況(川崎市在住)
相談者の所在地:神奈川県川崎市
相続人:配偶者と子2人(計3名)
相続財産:川崎市の自宅不動産、千葉県の田畑(地方不動産)、預貯金
主な課題:遺言書があるため相続登記はできるが、千葉県の土地は遠方で使う予定がないため最初から手放したい。確認したところ、隣人が使用している状態だったため、トラブルなく譲渡・処分する道筋を立てたい。
ご相談の背景:使わない遠方の土地(千葉県)を処分したい
今回の相談者様(川崎市在住)は、お亡くなりになったご家族が明確な「遺言書」を残されていたため、どの財産を誰が引き継ぐかという点での身内同士の話し合いは一切必要ありませんでした。自宅不動産や預貯金の相続手続きも、遺言書通りに進めるだけであり、一見すると非常に平穏な相続でした。
しかし、相談者様が頭を悩ませていたのが「千葉県にある地方の田畑(不要な土地)」の扱いでした。
この土地は、相談者様のご自宅(川崎市)から遠く離れており、これまで家族の誰も使用しておらず、今後の管理も難しいため、「相続を機に、最初からどなたかに譲るなどして手放したい」という強いご希望をお持ちでした。
そこで現地の状況を改めて確認してみたところ、その土地は長年にわたり、隣人の方によって実質的に使用されている状態であることが分かりました。
相談者様としては、「いらない土地だし、お隣の人が使っていて望まれるのであれば、そのままお譲りして処分したい」と考えられました。しかし、遠方であることや、交渉ごとが絡む可能性を考慮したとき、法的にどのような手順を踏めばお互いにトラブルなく円満に名義を変えられるのかが分からず、当事務所にご相談をいただきました。
2. 不要な不動産の円満な処分・譲渡へのお手伝い
ご相談を受けた当事務所では、まず相続登記の手続きを進めつつ、問題となっている千葉県の土地について、法律面・実務面から慎重に状況を分析しました。
相談者様の「隣人が望むならそのまま差し上げたい」というご意向は非常に合理的でしたが、他者が関わる不動産の譲渡には、潜在的なトラブルのリスクを見極めるなど慎重なアプローチが必要です。当事務所には、これまでに培った不動産トラブルに関する多くの蓄積データとノウハウがあります。
当事務所では、まず前提として法律上の役割分担(司法書士ができること・できないこと)を踏まえ、以下の点について丁寧にお伝えしました。
① 土地の適正な査定(状況調査)と処分の選択肢
まず、その千葉県の土地にどれくらいの市場価値があるのか、簡易的な査定や価格の調査を行いました。これによって、隣人の方へお譲りする際の手続きの選択肢(贈与にするか、実費程度の売買による処分にするかなど)を明確にしました。
② トラブルを防ぐ弁護士への連携(非弁行為の回避)
隣人の方へアプローチするにあたり、司法書士がお客様に代わって相手方と直接交渉を行うこと(法律上の紛争や交渉の代理)は、法律(弁護士法)により制限されています(いわゆる非弁行為の禁止)。
そのため当事務所では、司法書士の枠を超えて主導するのではなく、お客様の安全と確実な解決のために、「まずは法律のプロである弁護士に間に入ってもらい、隣人の方の意向を確認し、正式な窓口になってもらうこと」が最も確実でリスクのない処分の道筋であるとアドバイスいたしました。
隣人がどのような意図で占拠しているのかを見極めつつ、決してもめ事にするためではなく、「お互いにとってメリットのある円満な着地点」へ導くためのパートナーとして弁護士の力を借りることをご提案したのです。
3. 司法書士が提案した解決ロードマップ(相続登記〜名義変更まで)
当事務所の役割は、お客様が迷わずに正しい解決のステップを踏めるよう、全体のロードマップを示すことでした。今回提案した具体的なステップは以下の通りです。
相続登記による名義の明確化(当事務所の業務):
遺言書に基づき、まずは相談者様へ名義を綺麗に整えます。これを行わないと、次の人へ譲渡(処分)する手続きが進められません。
適切な弁護士へのご相談(お客様によるご手配):
当事務所のアドバイスをもとに、お客様ご自身で信頼できる弁護士を探していただき、隣人へのアプローチ方法や意思確認を依頼します。
譲渡・名義変更手続きの実行(隣人側との連携):
弁護士による調整のもとでお互いの合意が形成された後、実際の譲渡による名義変更(所有権移転登記)は、土地を取得する側である隣人の方が手配した司法書士にバトンタッチして実行します。
当事務所は登記手続きのプロであると同時に、こうした「土地にまつわるトラブル対応」の進め方についても、蓄積した知識と経験から柔軟かつ的確にアドバイスすることができます。法律上のルール(コンプライアンス)を厳守しながら、お客様が不利益を被らないよう最適な専門家への橋渡しを行うことも、司法書士の重要な役割です。
4. 解決プロセス:弁護士の交渉と、隣人手配の司法書士による名義変更
当事務所のアドバイスを受け、お客様はご自身で弁護士をお探しになり、隣人の方へのコンタクトを依頼されました。
弁護士を通じてお話を伺ったところ、隣人の方は決して悪気があって土地を占拠していたわけではなく、地続きの土地であったことから、長年の流れで自然と使うようになっていたとのことでした。同時に、「いつか所有者の方から何か言われるかもしれない」と少し気にかけていらっしゃったようです。
そこへ、お客様側から弁護士を通じて「今回の相続を機に、もしよろしければその土地をお譲り(名義変更)したいと考えている」という誠実かつ前向きな意向が伝わったため、隣人の方も非常に安心され、「自分の名義にできるのであれば、ぜひ引き取りたい」と快諾してくださいました。
ここからの実務手続きは、各専門家が連携してスムーズに進められました。
相続登記の完了:弁護士による話し合いと並行して、当事務所にて遺言書に基づき、相談者様への相続登記を速やかに完了させました。
隣人側での所有権移転登記:お客様と隣人の方の間で譲渡の合意(契約)が正式に成立した後、実際の土地の譲渡による名義変更手続きは、隣人の方が手配された司法書士が担当し、無事に完了いたしました。
通常、不動産の売買や譲渡では、新しく所有者になる側(今回は隣人の方)が登記費用を負担し、お抱えの司法書士を手配することが多くあります。今回のケースでもその形を取ることで、相談者様側は余計な登記費用や手間をかけることなく、安全に遠方の不要な土地を手放すことができました。
5. 今回の事例から学ぶ!司法書士からのアドバイス
今回のケースは、最初から「不要な土地を手放したい」という明確なご希望があり、法律上のルールを遵守しながら適切な専門家(弁護士)を巻き込み、最終的に相手側の司法書士へとスムーズに繋ぐことで大成功を収めた事例です。同様のお悩みを持つ方へお伝えしたいポイントが3つあります。
ポイント①:「いらない土地」は相続登記のタイミングが手放す最大のチャンス
遠方の土地や、使い道のない田畑・山林は、「とりあえず相続登記だけして放置しておこう」となりがちです。しかし、時間が経てば経つほど処分が難しくなります。今回のように、相続手続きを行うタイミングで全体の方向性を決め、一緒に処分(譲渡)の手続きまで進めるのが、最もスムーズで賢い選択です。
ポイント②:「川崎市に住みながら」遠方(千葉県など)の不動産手続きも可能
「相続した土地が千葉県にあるから、現地の専門家に頼まなければいけないのでは?」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。前提となる相続登記は、川崎市の当事務所からオンライン申請で完結させることができます。窓口をまずは地元の司法書士に絞ることで、依頼者様の負担は非常に軽くなります。
ポイント③:当事務所は相続登記だけでなく「土地のトラブル対応・処分」もアドバイスします
不動産の相続において、今回のように「他者が関わっている」「交渉が必要になりそう」「意図せずトラブルに近い状態になっている」というケースは少なくありません。
私たちは、単なる名義変更を行うだけの事務所ではありません。不動産や土地にまつわる様々な問題について、これまで多くの事例に向き合い、知識と経験を蓄積してきました。「この土地、ちょっとややこしい事情があるな……」と思われた段階で、ぜひ一度ご相談ください。次にどの専門家(弁護士など)を頼るべきかも含めて、解決への正しい道筋を客観的かつ的確にアドバイスいたします。
まとめ:遠方の不動産・不要な土地の相続登記は川崎市の当事務所へ
「相続登記をしなければいけないけれど、いらない土地をどうにかして手放したい……」
「現地を確認したら少し複雑な状況になっていて、どこに相談していいか分からない」
そんなときは、一人で悩まずにぜひ当事務所へご相談ください。
当事務所では、川崎市を中心に、多くの相続登記や不動産処分のサポート実績がございます。遺言書に基づく登記手続きはもちろんのこと、今回のように「相続した後の土地をどう手放すか」「法的なリスクやトラブルを避けてどう整理するか」という一歩踏み込んだご相談に対しても、親身になってナビゲートさせていただきます。
登記そのものはもちろん、土地にまつわるトラブルや処分の対応についても、当事務所が培ってきた知識と経験をもとに、あなたの力になります。
初回のご相談は無料で承っております。あなたの街の身近な法律家として、分かりやすく、親しみやすい対応を心がけておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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特に、遠方にお住まいの場合、現地の不動産業者との交渉や契約などが難航しがちですが、地元の専門家である私たちが窓口となることで、お客様のご希望に沿った適切かつスムーズな売却(現金化・処分)が実現可能です。お客様が安心・納得して手続きを終えられるよう、知恵と知識と経験でサポートさせていただきます。
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この記事を担当した司法書士

司法書士法人・行政書士法人 エムコミュー
代表
小野 圭太
- 保有資格
司法書士 行政書士 民事信託士
- 専門分野
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相続・遺言・民事信託・不動産売買
- 経歴
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司法書士法人・行政書士法人エムコミューの代表を勤める。 平成25年12月に「司法書士法人・行政書士法人エムコミュー」を開業。相談者の立場に立って考える姿勢で、「ご家族の絆を一番に!」を事務所の理念 にしており、お客様の家族まで幸せを考えた提案をモットーにしている。また、相続の相談件数1200件以上の経験から相談者からの信頼も厚い。























































