ご夫婦で公正証書遺言を作成し、執行まで提案したケース|パートナーの未来を守る「最高の贈り物」

「自分がいなくなった後、妻は今の家で安心して暮らしていけるだろうか」 「もし私が先に逝ったら、夫の手続きが大変にならないかしら」
70代を迎え、これからの人生をより豊かに、そして穏やかに過ごすために、相続の準備を始めるご夫婦が増えています。特に、自宅不動産をご夫婦の「共有名義」にされている場合、あらかじめ対策をしておくことで、残された側の負担を劇的に減らすことができます。
今回は、当事務所でサポートした「72歳のご主人と74歳の奥様が、お二人揃って公正証書遺言を作成し、将来の執行までを司法書士に託されたケース」をご紹介します。
共有名義の不動産に潜む「相続の落とし穴」
今回のご相談者は、自宅土地建物の持分を2分の1ずつお持ちのご夫婦でした。お子様も2名いらっしゃり、一見すると円満な相続になりそうですが、実は共有名義の不動産には特有のリスクがあります。
もし遺言書がなかったら……
ご主人が亡くなった際、ご主人の持分(2分の1)について、奥様とお子様2名で遺産分割協議を行わなければなりません。
子供たちが「自分の法定相続分が欲しい」と主張した場合、奥様が自宅を単独所有できなくなる。
将来、奥様が家を売りたい、あるいはリフォームしたいと考えた際、お子様たちの同意が必要になる。
奥様が亡くなった後(二次相続)、権利がさらに細分化され、お子様同士でトラブルになる可能性がある。
こうした将来の不安を解消するため、ご主人は「奥様の生活を第一に守りたい」という強い想いをお持ちでした。
今回の事例:夫婦それぞれの想いを形にする
ご主人のご相談から始まりましたが、当事務所では奥様のお考えも大切にしたいと考え、お二人からお話を伺いました。奥様もまた、「もし自分が先に亡くなっても、まずは主人に全財産を残し、不自由なく暮らしてほしい」という同じ想いをお持ちでした。
司法書士の提案:公正証書遺言 + 遺言執行者の指定
当事務所では、ご夫婦が互いに安心して過ごせるよう、以下の内容を提案いたしました。
1. 夫婦それぞれによる公正証書遺言の作成
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ご主人: 「不動産の共有持分および全ての金融資産を奥様に相続させる」
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奥様: 「不動産の共有持分を全てご主人に相続させる」 という内容で、お互いに財産を託し合う構成にしました。
2. 「遺言執行者」に司法書士を指定
遺言書は「書いて終わり」ではありません。
実際に相続が発生した際、不動産の名義変更や銀行解約などの煩雑な手続きを誰かが行う必要があります。
現在はお二人ともお元気ですが、数年後、数十年後の体調は誰にも分かりません。
お子様たちに負担をかけたくないというご希望もあり、専門家である司法書士が確実に内容を実現する「遺言執行者」に就任することを提案しました。
解決までのプロセス
ステップ1:丁寧なヒアリングと文案作成
ご夫婦それぞれの財産状況を整理し、ご家族への想いを反映させた文案を作成しました。
「もし相手が先に亡くなっていたらどうするか(予備的遺言)」についても、お子様たちの将来を考慮して盛り込みました。
ステップ2:必要書類の収集代行
戸籍謄本、登記事項証明書、固定資産税評価証明書など、公証役場に提出する書類は当事務所ですべて収集しました。
ご夫婦に役所へ足を運んでいただく必要はありません。
ステップ3:公証役場での作成
お二人と面談してから約1ヶ月後。
当事務所が公証役場と日程調整を行い、ご夫婦揃って最寄りの公証役場へ。当事務所の司法書士と事務員が「証人」として立ち会い、その場で遺言書が完成しました。
解決の結果とメリット
ご夫婦揃って遺言書を作成したことで、以下のような素晴らしい結果が得られました。
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ご夫婦の絆が深まった: お互いの想いを確認し合いながら作成したことで、ご夫婦ともに「これで一安心だね」と、非常に晴れやかな表情をされていました。
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お子様への配慮: 司法書士が遺言執行者となることで、お子様たちに面倒な手続きを強いることなく、親の意思を確実に伝える準備が整いました。
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将来のコスト削減: 自筆証書遺言と違い、裁判所での「検認」手続きが不要なため、相続発生時のスピードと正確性が格段に向上しました。
司法書士からのアドバイス:夫婦での遺言作成がおすすめな理由
遺言書を作成する場合、ご夫婦どちらか一方だけでなく、共同で内容を検討することをお勧めします。
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情報の共有: 財産の内容や場所をお二人で把握することで、漏れのない遺言書が作れます。
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方針の一致: 「まずは配偶者に、その次は子供たちに」といった長期的なビジョンを共有でき、家族間のトラブルを未然に防げます。
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精神的な安心感: パートナーが自分のために準備してくれたことを知ることで、老後の安心感が大きく変わります。
川崎・横浜で「夫婦の遺言」をご検討なら「きずな相続」にお任せください!
「いつか書かなきゃ」と思いながら、つい後回しにしてしまうのが遺言書です。しかし、お二人揃ってお元気な今こそ、未来の安心を確実なものにする絶好のタイミングです。
当事務所にご依頼いただければ、相続人の調査から、お二人に最適な文案の作成、公証役場との調整、そして将来の執行まで、すべてをワンストップでサポートいたします。
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夫婦共有名義の自宅をどう引き継ぐか悩んでいる
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子供たちに負担をかけたくない
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認知症になる前に、しっかりとした対策をしておきたい
私たちは、ご夫婦の歩んできた歴史を尊重し、大切な「絆」を次世代へつなぐお手伝いをさせていただきます。知恵と知識と経験で、あなたのご家族の未来を守ります。
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この記事を担当した司法書士

司法書士法人・行政書士法人 エムコミュー
代表
小野 圭太
- 保有資格
司法書士 行政書士 民事信託士
- 専門分野
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相続・遺言・民事信託・不動産売買
- 経歴
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司法書士法人・行政書士法人エムコミューの代表を勤める。 平成25年12月に「司法書士法人・行政書士法人エムコミュー」を開業。相談者の立場に立って考える姿勢で、「ご家族の絆を一番に!」を事務所の理念 にしており、お客様の家族まで幸せを考えた提案をモットーにしている。また、相続の相談件数1200件以上の経験から相談者からの信頼も厚い。


























































