病院に入院中の方の公正証書遺言書の作成の解決事例
状況
ご相談者は遺言者の長男と長女でした。
父親が心臓の疾患で病院から出られず退院することももうないかもしれないとの言われてしまいました。
母親は体は元気だが認知症になっており、このまま父親に相続が発生すると遺産分割協議に支障があるとの申し出でした。
本人とは病院にて面談を行いました。
衰弱はひどいが、意思能力ははっきりしており、本人も奥様の将来と相続税のことを心配していました。
司法書士の提案&お手伝い
本人と面談して遺言作成能力は十分であることはわかりましたが、時間を空けてしまうと昏睡状態になったりで遺言書が作成できない恐れがあると考え、速やかに遺言書を作成するためにできるだけ早く公正証書遺言書を作成できる公証人を神奈川県内で探しました。
文案の作成から書類の収集を本人と面談後、1日で行いました。
また、奥様が認知症であり、遺言書作成だけでは遺言書の中身を実行できない恐れがあるので、司法書士が遺言執行者に就任して手続きを行うことを提案いたしました。
結果
本人面談から中1日で公証人の方に病院まで出向いてもらい、当オフィスの司法書士及び事務員を証人として無事に公正証書遺言書が作成されました。
その後、1か月ほどで本人が亡くなり、司法書士が遺言執行者に就任して速やかに遺言書の内容を実現することができました。
司法書士のポイント
病気で入院していても、認知症などで判断能力に問題がないようなら、遺言書の作成をすることは可能です。
また、ご自身で署名や捺印ができないような状態でも、公正証書遺言書を作成する方法なら、署名を公証人に代わってもらうことも可能です。
今回は、重い病気で遺言者が外出できない状況であったので、公証人に病院まで出張してもらい、無事に公正証書遺言を作成することができました。
その結果、相続発生後に遺産分割協議をする必要がなく、認知症の母親がいても問題なく相続手続きができるような状態となりました。
遺言には相続人の手間を大きく減らし、亡くなられた方の想いを実現することが可能です。
将来と家族のためにも、ぜひ遺言作成をご検討ください。
また当事務所では豊富な実績がございますので、安心して無料相談をご活用ください。
公正証書遺言とは
公正証書遺言とは、公証人が遺言者の口述をもとに遺言書を作成し、その原本を公証役場で保管するものですから、安全で確実な遺言書であると言えます。
口述の際には、2名以上の証人立会いが必要です。
公証人が作成した遺言書に、遺言者、証人、公証人が署名押印すれば、公正証書として認められます。
遺言作成に関する無料相談実施中!
公正証書遺言書作成や相続手続き、成年後見など相続に関わるご相談は当事務所にお任せ下さい。
当事務所の司法書士が親切丁寧にご相談に対応させていただきますので、まずは無料相談をご利用ください。
予約受付専用ダイヤルは0120-991-880になります。お気軽にご相談ください。
遺言コンサルティングサポートの費用
遺言コンサルティングサポートとは、お客様の現状や希望を確認し、遺言内容のアドバイスや提案、実際の作成手続きも実施するサポートです。
当事務所では単に遺言書の作成を代行するような業務ではなく、お客様が後悔しない最適な遺言を作成するためのサポートを実施しております。
「遺言内容にアドバイスが欲しい」「自分の家族や親族の状況に最適な『遺言書』を作ってほしい」といった方にお勧めのサポートとなっております。
相続財産の価額 | 報酬額 |
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2,000万円未満 | 165,000円(税込) |
2,000万円~4,000万円未満 | 220,000円(税込) |
4,000万円~6,000万円未満 | 275,000円(税込) |
6,000万円~8,000万円未満 | 330,000円(税込) |
8,000万円~1億円未満 | 385,000円(税込) |
1億円~ | 要見積もり |
※ 公正証書遺言を作成する場合、当事務書の報酬と別に公証役場の手数料が必要になります。
※ 急を要する場合、通常の業務に優先して業務を行う必要がある場合は、報酬が一定割合加算されます。
この記事を担当した司法書士
司法書士法人・行政書士法人 エムコミュー
代表
小野 圭太
- 保有資格
司法書士 行政書士 民事信託士
- 専門分野
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相続・遺言・民事信託・不動産売買
- 経歴
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司法書士法人・行政書士法人エムコミューの代表を勤める。 平成25年12月に「司法書士法人・行政書士法人エムコミュー」を開業。相談者の立場に立って考える姿勢で、「ご家族の絆を一番に!」を事務所の理念 にしており、お客様の家族まで幸せを考えた提案をモットーにしている。また、相続の相談件数1200件以上の経験から相談者からの信頼も厚い。