余命宣告を受けたの方の公正証書遺言書作成の解決事例
状況
① 遺言書作成者Aは、年末にステージ4の癌であることが発覚し、自宅で療養されていた。
② Aは診断により、余命が半年であると宣告を受けたが、手術などの手段による積極的な治療を受けることは難しい状況であった。
➂ Aの推定相続人は、配偶者BとBとの子CとDの3名であったが、Cは二十年以上前に外国に行き、そのまま連絡が取れない状況になっていた。
④ 癌発覚の翌年の1月下旬にAから代わりに相談して欲しいと依頼を受けたDから、生前対策の相談をいただいた。
⑤ Aと直接相談して判断能力も問題なく、財産の資料も保管されていた。
司法書士の提案&お手伝い
① Cが海外におり、連絡が殆ど取れないため、これがAの相続発生時に要する手続きを進めるうえで障害になるとご説明し、実際に相続でCの関与を不要とするため、遺言書の作成を強くお勧めした。
② Aは自宅療養中であったため、我々が訪問し、公証役場とお客様の間に入って、条項案の作成等、遺言書作成が進むように務めた。
結果
① 遺言書は、作成までのスピードを重視しつつ、相続発生後に迅速に対応できるように公正証書遺言を作成することになった。
➂ Aは緩和ケアに入る段階だったため、ご自宅で遺言書作成が完了できるように手配を差し上げた。
④ 短期で遺言書作成を完了しなければならないところ、初回の相談から、1ヶ月半弱で公正証書遺言書を作成することができた。
司法書士のポイント
当事務所では遺言書作成のお手伝いもしております。
相続人で海外在住かつ連絡が取れない方がいらっしゃる場合、相続手続き自体が進まない事態に陥る可能性が高いです。
また、お客様がご自宅から動きにくい事情がある場合は、出張での対応もさせていただいております。
通信に不具合がある場合も、ご家族のご協力を得つつ、お客様のご事情に合わせた対応をさせていただいております。
相続が発生してみたら思うようにいかないこともございます。
生前対策をご検討いただくと、後々ご遺族が苦しまなくて済むようにできる場合もあります。
色々な方法があると考えますので、まずは、無料相談をなさってみてはいかがでしょうか?
この記事を担当した司法書士
司法書士法人・行政書士法人 エムコミュー
代表
小野 圭太
- 保有資格
司法書士 行政書士 民事信託士
- 専門分野
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相続・遺言・民事信託・不動産売買
- 経歴
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司法書士法人・行政書士法人エムコミューの代表を勤める。 平成25年12月に「司法書士法人・行政書士法人エムコミュー」を開業。相談者の立場に立って考える姿勢で、「ご家族の絆を一番に!」を事務所の理念 にしており、お客様の家族まで幸せを考えた提案をモットーにしている。また、相続の相談件数1200件以上の経験から相談者からの信頼も厚い。